🐉🔔ネタ🔞
ある日ロロは
素直になる魔法薬を被ってしまった。
心に住む天邪鬼が消え
本心を恥ずかしげも無く言ってしまえるし、やってしまえる。そんなご都合魔法薬。
そんな彼の元に、いつも通りマレウスはやって来ます。
でも彼らは付き合っている訳ではありません。
いつも一方的にマレがやって来て、一方的に事に及んでいるのです。
しかし、今夜はどうでしょう。
「マレウスくん!」
マレウスは転移魔法を使い、いつも通りロロの部屋へとやって来た。
そう。いつも通り。
でも、いつもと違っていた。
部屋に訪れるといつも「帰れ、不法侵入者」と睨まれるのが常なのだが、今夜は違っていた。
「……会いたかった」
そう言い、満面の笑みで抱きつかれた。
「……」
状況が良く飲み込め無いが、ロロからほのかに香る魔法の香りに、何となくマレウスは状況を把握した。
きっと変な魔法にかかっている。と。
直ぐに解いてやる事も出来たが、マレウスは様子を見ることにした。
「……僕も会いたかった」
そう言い抱き返してやれば、腕の中でロロが嬉しそうにはにかんだ。
「ぐっ………」
その破壊力にマレウスは心臓を貫かれたが、何とか己を保った。
「マ、マレウスくん………今夜は…泊まっていけるのかね?」
「…ん?」
「…その…明日は休日だろう?朝まで……いやそのまま明日…何処かに出かけたり…したい」
そう顔を真っ赤にして言うロロにマレウスは驚くと同時に、何とも言えない気持ちになった。
こそばゆいと言うのか…何と言うのか。
「あぁ……良いだろう…」
頷いてやればロロは嬉しそうに笑った。
「良かった……いつも君は私が起きる前に帰ってしまうだろう?…」
「?…あぁ……」
「…君の温もりの無い一人のベッドは……冷たくて寒い……」
ロロは何処か寂しそうに目を伏せた。
「…まるでこの世に独りの様な気持ちになる……」
「…………」
「だから……ずっと居てくれたら…私は嬉しい」
「………」
そう呟くロロをマレウスは再び抱きしめた。
そして唇を寄せる。
「ん………」
この人間が愛おしい。
攫ってしまいたい。
閉じ込めたい。
色々な感情がマレウスの頭を支配した。
ロロも珍しくマレウスの唇に答える様に自ら口を開けて、マレウスの舌を招いた。
ぴちゃぴちゃと濡れた音が二人の鼓膜を揺らす。
「ん………はぁ……」
マレウスはそのままロロの身体をベッドへと押し倒した。
ギジリとスプリングが軋む。
「マレウスくん…」
既に蕩けた顔のロロはマレウスの制服のネクタイに手を掛けるとシュルシュルと解き始めた。
訝しむ視線を向ければ
「…早く…マレウスくんの温もりを感じたい」
なんて言われ、マレウスは魔法を使い一瞬で互いの衣服を脱がした。
直に感じる体温にロロは嬉しそうに笑った。
「ありがとう」
そしてマレウスの首に腕を回し、より身体を密着させた。
視線が間近で交わり、まるで引き寄せられるようにどちらともなく口付ける。
普段ではあり得ないロロの様子にマレウスも違和感は感じる。
操り人形の様に、そう言う様に魔法にさせられてしまっているのかもしれない。
でも、ロロの瞳が
何故だかマレウスには本心を語っている様に見えた。
「ロロ………」
名を呼び、舌を絡ませ、呼吸を共有する。
それだけで二人の体温はぐんぐん上がっていく。
きっと他の者と床を共にしてもこうはならないだろうなとマレウスは思った。
「ん……ぅ……」
マレウスの舌に答える様にロロも舌を絡ませてくる。
後半へ続く!!!😂